法句選 #17(明かりを求める)

   『明かりを求める』
現在がいかに幸福であろうと
それが永続する確かさはない
砂上楼閣のようなものだから
 いかにも幸福そうであろうと
 それが本物と言えるかどうか
 何を根拠にしているだろうか
どの様な事態でもグラつかない
輝きに満ちた幸福を求めてゆく
それには先ず明かりを求めよう

つねに燃えつつあるに、何の笑いぞ、何の喜びぞ。おんみらは闇におおわれて何ゆえに、あかりを求めざるや。

[明かりを求める] 何かを欲しても暗闇の中では得られない。ましてや本物の幸福をというのであれば、何が幸福であるか、それはいかにして得られるか、明かりによって照らし出されねばならない。明かりこそ道案内である。

   『明かりは求めて得られるの確信が第一』
 人は常に自分を根拠にする。だがその自分がいかなるものかはハッキリしていない。先ずは己の先入観を打破し、真の学びが得られる道を求めるべきだ。さもないと余りにも遠回りする事になる。人生は真に短いものだからだ。


https://philosophy.blogmura.com/buddhism/にほんブログ村 仏教