幸福・浄福

    『幸福・浄福』       
他に施して幸福を得よと
在家者の道を釈尊は教える
神秘な力を願うのではない
 人はその行いの報いを受ける
 他を喜ばせればその報いがある
 他を苦しませればその報いがある
人は観念や願望で生きるのでなく
善悪の行動で生きる者となる事で
幸福から浄福へと自己を変える
               
[幸福・浄福] 人間は欲求を持ってその充足を求める存在である。自分本位の欲求こそ人間本質である。無欲になるのは生きながらの死である。他に施して幸福を得るならば互恵的になるから、利己主義でない浄福の在家道となる。

   『釈尊は施し行動をして浄福を得よと教える』
 日本仏教は無欲無執着を教えるが、釈尊仏教は真理の追究体得行動、大欲の道である。家庭にあって幸福(善)を求める者は、それらの修道者を尊敬供養し、施しの善行動によって浄福が得られるという、誰にでも可能な道が仏教。