経集 113 114

113 「第十一のかの敗亡者は、これ斯の如しと我等は識れり。第十二をば世尊は語りたまへ、何が敗亡者の敗亡への門なりや」。南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 六 敗亡経 四十一頁)
第十一の没落者が仰言る通りなのはよく解りました。では世尊よ、第十二の没落の始まりはどこにあるのでせうか、それをお示し下さい。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)

114 「刹帝利の家に生れたる者が、財産小にして渇愛大に、此世にて不可能なる王位を希求する、これ敗亡者の敗亡への門なり」。南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 六 敗亡経 四十一頁)
刹帝利の階級の家柄に生まれたものが、財力のないのに、欲望だけ大きく、この世で王の位につくことを欲するならば、そこに没落の始まりがある。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)