経集 81

81 偈を唱へて得たる食は我が食すべきに非ず。婆羅門よ、この偈による受食は諸正見者の法に非ず。偈を唱へ得たる食を諸佛は斥けたまふ。婆羅門よ、浄法ある時は、この行乞が諸佛の生活法なり。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二一 蛇 品 四 耕田婆羅堕闍経 二九頁)
詩を唱へて与えられる物を、私は食べてはならぬ。真理を見る者にとって、婆羅門よ、これはしてはならぬことである。詩を唱へて与えられる物を、自覚者達は斥けられる。真理の存する限り、婆羅門よ、そこに生活の仕方がなけれならなぬ。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)