経集 62

62 水中の魚が網を破るが如く、十結をば裂き破りて、燃焼せし火の戻らざるが如く、煩悩に戻ることなく、犀角の如く応に独り遊行すべし。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 二 犀角経 二一頁)
魚が水中で網を破るように、火が既に焼いた処へ戻って来ないように、色々の結び目を悉く切り捨てゝ、犀の角のようにたゞ一人歩いてゆかう。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)