2010-04-14から1日間の記事一覧

原始仏教講座 第一講 その五

第一講 その五教・行・証、所が日本ではこれがばらばらになっている。システマチックになっていない。いきなり「ただ黙って座れ」「お任せ」という話になり易い。偉い管長さんがお話なさると「黙って座ればぴたりと当る」というのがありますが、あの式なんで…

松のほまれ 松尾多勢子 第四

第四 刀自時勢を慷慨す 刀自郷に在りて、常に慷慨して語るやう、今や昇平久しく打ち続き、世を押しなべて奢侈虚飾に流れ、士気の堕落はその極に達し、国運日に月に衰へたり。ことに近時幕府の行動を見るに、陽には 皇室を尊ぶが如く装へども、陰にはその式…

経集 5

5.無花果樹(いちじく)の林中に花を求めて得ざるが如く、三界諸有中に堅実なるものを得ざるかの比丘は、蛇が古りたる舊皮を棄つるが如く、彼此の岸をば共に捨つ。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇品 一 蛇経 二頁) 無花果の林に花を求めるように…

釈尊の聖句 188

188 恐怖に駆られて人は山岳に、森林に、園苑に、聖樹に種々なる依所を求む。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一四 仏陀品 46頁) 帰依所 人々は恐怖にかられて、山に森に、林園の木やみたまやに、実にそれらあまたの帰依所にゆく。(田辺聖恵…