2010-04-03から1日間の記事一覧

三宝法典 第二部 第七六項 入滅の地と四所

入滅の地と四所 かくて世尊はアーナンダに告げたまえり。 「アーナンダよ、これよりヒランニャバテイー河の向う岸なるクシナーラー、マッラー族のウパバッタナのサーラ林におもむかん。」「かしこまりたり世尊。」 世尊、ビク衆と共にクシナーラーのウパバッ…

「仏教を一口に云うと」 仏教における事実認識

仏教における事実認識 仏教は宗教、つまり人間のあり方を問題にするのであるから、やたらと宇宙大の発想哲学をするのではない。その人間が事実としてどのように存在するか-この事実認識に第一の重点をおく。縁起説−一切は相関関係にある(事実認識) 一、流…

三宝聖典 第二部 第七五項 チュンダの供養

チュンダの供養 かくて世尊、ボーガ城に留まりたもう時、アーナンダおよびビク衆を伴いてパー バー城におもむきたまい、鍛工の子なるチュンダのマンゴー林に留まりたまえり。(これまさに二月十四日なり) これを聞きたるチュンダは、世尊のみもとにまいり、…