生き方メッセージ #66(手作り人生)

  『手作り人生』       
野生とは手作りの生である
自ら行動し自らエサを取る
それは手と足のフル回転だ
 小さなメダカであろうと
 一日寄り掛からず怠けず
 水の中を泳ぎ続けている
人間の文化は手作りから
自分の人生も手作りから
手作り人生は活力で一杯
               
[手作り人生] 全身マヒの星野さんは絵筆を口にくわえて見事な水彩画をかき、純真な心情から発する詩を書き添える。残された機能をフル回転させて手作り人生を生きる。手作り性を忘れた生き方を本物人生と言えるかだ。  

    『総ての生物は手作り的に自発で生きる』
 手作業に限らず知的にも発想構成するならば手作りである。人間の文化は手作りから始まったのだから、文化にグルリと取り囲まれていては人間でなくなる。行く先不明のエスカレ-タ-人生はブレ-キの利かない車に乗る事。                 
   
[手作り人生] 伝統工芸の竹篭編みをテレビで見ていると、その始めから終わりまで殆どが手作りなのに感心させられます。陶器などでも暖かさが感じられるのは、その作る人の手作り性が伝わってくるからでしょう。私たちが自然を好み時にはその自然に出掛けて行くのは、機械的でない暖かさを感じるからに違いありません。

自分なりに納得した生き方をするとか、自己目的を掲げて達成的に生きるとしたら、それは正に人生を手作りしてゆく生き方になる。そこにレディメイドでない自分人生の重さや軽妙さがある と言えましょう。少ししゃれて言えばカラフルな人生ですね。その人が感じられないようでは無色の透明人間という事になってしまいます。