生き方メッセージ #16(単純明快に)

『単純明快に』       
これからを生きる
これは単純な哲学だが
この単純さが力となる
 自分を生かす
 これは明快な生き方だが
 この明快さが頼りになる
互恵的に生きる
これは喜びを生み出すが
この喜びが人生を形作る
               
[単純明快に] 考えてみれば生きる事は一つだから単純である。苦しむ為に生きるのでないから明快である。所がなかなかそうはならないのは何故か。何かを求め何かと比べたりして、生きる事へのひたすらがないからだろう。

     『人生とは生き方を単純明快化する過程である』
 生きる事を自分なりに原理化する事が生きる事のコツと言えよう。多くの人は何をするかと考え、どう生きるかとは考えない。従って生きる事が仕事への手段となっている事に気付かない。こうして生きる事が複雑不明になる。

[単純明快に] 野生の動物を見ているとただ生きるだけだから実に単純だという事が分かります。生殖や遊び休憩もあるが結局は生きる事につながり、遊ぶ為に生きているとは思えません。動物=生きる、と考えると人間もその生命原理から外れる事は出来ません。

 理性感情を豊富にしてきた人間はただ生きるという事に満足せず、意味のある生き方を求めるようになったが、生きるという事は一つだから単純を原理としていると言えましょう。様々な問題や苦悩が起きてきた時、「それでも生きている↓これからも生きる」という原点に帰る事が必要でしょう。現代人に欠けるのはこの生命原理、意味の為に生きるのでなく、生きるのに意味が必要と言う事です。


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