静思湧言

糞切りがいいか悪いか、肛門のしまり具合。    
日本には奇襲を好む奇習がある。
ガラス戸越しの自然には風味がない。                 
事において半歩ぬきんでよ。嬉しいことには必らず嬉しくなる。
ナニワ節と第九が日本人の中でカクテル。
祭りも軽薄、忙がしすぎるも軽薄、めでたし。
中程は狙うのでなく、おのずからに。
無意味感がなければ有意味感は湧かない。
動物は索敵捕食を業とし、人間は最適行動を願とする。
地球の裏側が具えると、地獄は見えなくなる。
天空を雑音が飛ぶと、天国は聞えなくなる。 
五十を過ぎて十年一節が実感。
耳順は逆らい心があってのことだ。
これからは静音にお金を払う。
雑草のように独悦と清談。          
精神衛生とは無休無給の閑話。