経集 101 102

101 「第五のかの敗亡者は、これ斯の如しと我等は識れり。第六をば世尊は語りたまへ、何が敗亡者の敗亡への門なりや」。南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 六 敗亡経 三八頁)
第五の没落者が仰言る通りなのはよく解りました。では世尊よ、第六の没落の始まりはどこにあるのでせうか、それをお示し下さい。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)

102 「財産多く、金銀あり、食物を有する人が、独り美味を食する、これ敗亡者の敗亡への門なり」。(南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 六 敗亡経 三八頁)
大きな富と黄金と食糧とをもつ人が、自分一人美味しいものを食べているなら、そこに没落の始まりがある。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)