経集 82

82 而して一切諸徳を具し、漏尽き、悪作の寂静せる大仙をば、偈による食以外の他の飲食もて供養せよ。彼は福を望む者の福田たればなり」。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二一 蛇 品 四 耕田婆羅堕闍経 二九頁)
そして迷ひと執著とを離れ、悪行を鎮めてしまった完き人―何ものも侵すことの出来ないその人には、それとはすっかり違った食べ物と飲み物とで仕へねばならなぬ。そうすることこそ優れたよい働きを得たいと思ふ者にとって、それの生まれて来る田地なのである。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)