釈尊の聖句 265

265 大小総ての悪を鎮めたる者は諸悪を鎮めたるの故を以て、沙門と称せらる。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一九 法住品 五八頁)
 出家性     
大なり小なりすべての悪をしずむる人は、もろもろの悪をしずめたるがゆえに、出家と云わる(田辺聖恵訳)
◎形だけの出家すらヘりつゝある。一方、形は出家でなくても、悪に対して、心を使い、立ち向い、しずめてゆくところに、真の出家性が現われる。形と中味が一致するのか望ましいのだが、まず、内心の悪に対して鋭敏にならねばならない。悪と斗う出家と仏け、それから逃げないのが真の仏教。己と悪をぬきにしては単なる評論、騒論。 田辺聖恵

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