釈尊の聖句 144

144 鞭を加へられし良馬の如く、汝等も努力奮励背よ。信仰と戒行と精進とにより、禅定と法の識別とにより、知と行とを具足して忘るヽことなく、この大なる苦を滅却せよ。南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一〇 刀杖品 三九頁)
本物
むちをあてられたる良馬のごとく、おんみらも信心にはげめよ。信仰と規律と努力と静思と真理の認識により、知恵と実行とをそなえ、失念することなくんば、おおいなる苦悩を捨てはなれん。(田辺聖恵訳)
◎信仰に入るとは単に何かを信ずるということではない。自己認識と目的、確実な手段と実行、指導者による評価、充足の自己認識−とシステムがある。学習が必要であり、それは最高度の教育である。不要なものを取除き、目的へ直進する。この良馬のようなひたすらなはげみが持続されねば本物には到底ならない。田辺聖恵

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