抱き合わせ
『抱き合わせ』
ファンタジ−もポエムも
引き出しの奥にしまい忘れて
数字のオバケと取り組む毎日
ガラパゴス島のイグアナたちは
朝日でゆっくり体をあたためると
やおら海にもぐって岩ゴケを食べる
人間はただ生きているだけではない
文明や文化や理想を持っている と
戦争という地獄と抱き合わせに ね
[抱き合わせ]−昔は夢を食うバクという動物がいたが、この頃の人間は観光を売る夢を売ると忙しい。その内夢の神様がうらめしいと化けて出てくるだろう。教育産業宗教産業とまでなってyumeと欲の抱き合わせという次第。
『宣誓−神様が手を焼く人間にはナリマセン』
もっと幸せをもっと豊かさをと求めれば求めるほど、その本物は遠のく。何故ならばそれらは外によりも内にかくれているものだからだ。必要悪などと言い逃れをしている間に、その人間そのものが必要悪になってしまいそうだ。