意識具現

   『意識具現』           
どの様な自己意識であるにしても
それは体験化され行動化され
それは体認され体現されるべきだ
 どの様な他者意識であるにしても
 それは理解され検討がなされ
 それは程度容認がなされるべきだ
どの様な普遍意識であるにしても
それは具体化され象徴化され
それは人々の熟成化となるべきだ
               
 [意識具現]−地球が具体である様に生命も具体である。意識は生命の一部ないし全部と考えられるからむしろ具体とすべきである。人間は価値判断をする存在であり、自己意識も常に判断される。この判断は意識であり事実である。

   『普遍真理を自己意識とするのが釈尊仏教』
 釈尊仏教における真理は存在事実のすじ道を理法化したものである。存在事実は普遍であるから仏教真理も普遍である。この普遍真理を学習し体認し、自己表現してゆく所に仏教的熟成、悟りがある。それは単なる観念化ではない。