原始仏教講座 #5(予備知識)

   『予備知識』        
何事においても予備知識が必要だ
それは自分に対する予備知識と
その事に対する予備知識である
 自分はどの様で何を求めているか
 その事は何で成り立っているのか
 自分とその事とどう結び着くのか
原始仏教はこうした発想で始まる
自分とその事との照合が無ければ
単なる知識や誤解の元にすらなる

 [予備知識]-自分に対する予備知識とは、自分が今どんな状態で何を求めているかという事。今対象とする原始仏教は何から始まったか、何で構成されているか、何を目的にしているか等で、それが自分と結び付くかどうか等々。   

『予備知識なき真髄論は誤解を招く』
 原始仏教の特質は項目的に学ぶと同時に自分に当てはめて考えるという事である。原始仏教の予備知識は業報論・三邪見・三論である。この特色は自分の欲望期待から発する、神秘的な力信仰などの誤りを是正する事である。