経集 49

49 斯の如く第二者と共ならば我に、冗漫の言又は親著あるべし。未来に斯る怖畏あるを観察しつゝ、犀角の如く応に独り遊行すべし。(南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 二 犀角経 十七頁)
そのように人と二人でいると、自分の方が饒舌になり口喧しくなる。未来にそういふ危険の生じるのを見抜いて、犀の角のようにたゞ一人歩いてゆかう。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)