原始仏教講座 #1(原始仏教)

   原始仏教』       
原始仏教の名前は知られ始めた
だが中身においては知られない
受け入れ態勢が整わないからだ
 古代中世の人々は死後を恐れ
 怨霊など様々なたたりを恐れ
 貧しさ苦しさにあえいでいた
今日ようやく自己を考え始める
生きてゆく意味や根拠を求める
それに答えるものが原始仏教
 
 [原始仏教]-原始仏教が日本に入り、学者が研究を始めてから百年。日本仏教界にいくらか知られる様になったが、否定的である。何故ならばそれは程度の低いものと誤解され、小乗仏教として軽視されてきたからである。

 『原始仏教小乗仏教と混同され続けてきた』
 人は宗教を与えられるものとするか、自ら求めるものとするかによって、その受け取り方が違ってくる。原始仏教は自ら求めるものとしてある。その創始者釈尊そのものが自ら求めたものであるからで正に自発性によるものである。