静思湧言

生き方の要諦は、一切の互恵的思考にある。
創造力の源泉は情感であり、知識力の源泉も又意欲。
究極的には自己を現わす喜びが、生き方。

不戦能力が問われる時代。
時々、何もかも払い落とすのが賦活力。
エス・ノーの二元思考と、日本的ためらい思考と、多元統合思考とがある。

静も可なり動も可なり、中もまたよし。己のために生き、己が消えれば。
己を生きよ。己らしく生きられる間に生きよ。
道徳でも宗教でも教育でも、哲学でも芸術でもないが、それらを含む人間学-全現道。

自己悪に気付くのは、与えられた叡智。
芸術とは、自己の深層展開。
野性の鳥は、頭を高く立てる。

センダンの実が枯れて落ちるのに半年、ひよが喰べるにまかせる。それから新芽を吹き出す。
心に日曜日(タバコ専売局)、肺ガン促進剤(精神衛生局)
衝動なくして全現はなく、自律なくして成熟はなし。

柔道に乱取り、対話道に多くの相手。
師には二極-正統と非正統。

頭のいいヤッは毒舌 頭のないヤッはゼニ勘定、頭の中位のヤッは言い訳ばっかし。
青年と語り得る、これが最終的な才能だ。
一切を拝むか、一つを拝むか、問題は何んにも拝めないことだ。

何ということだ!思いやりが甘えを生む。
時流-早くなったり、流路を変えたり。
青春の特質は斗いにある。問題は内に向う力が弱いことだ。

発見はそこにあるものを見出すこと、発明はそこにあるものを活用すること、創造は自他の大いなる転換である。

今、私がどのように脱皮しつゝあるか-
過去が今を規制し、未来が今を開放する。
将来が見えてきたということは、高次の人生を考える時にきたことである。

湧言ならざるは真言ならず。真言ならざるは人を活かさず。
愚を恥ずる要なし。愛の足らざるを恥ずべし。
何と飛躍のない人生であることか。十年一日の如く 何と有難い人生であることか。

時にはライバルが必要になる。小鳥のつばさもライバルだ。
日本人の反省好きも一つの才能。
新らしがり、今日の日本を作る。

大黒柱が無くなった日本の家庭。
最大のプレゼントは深層意識の転換。
静思とは集中と開放の融和である。その二方向を使い分けることが静思のコツ。

深層意識になることは、くすぶりを完全燃焼させることだ
一紙半枚を大切にするということは、一紙半枚から活かされることだ。
これから必要なのは‐了解の人間学

深層意識を大切にする時代がくる。
どうやら民主主義にあきはじめた日本人。
日本人の面白さは主義を簡単に替える主義を持つことだ。

小鳥がやってくる裏庭がある。ここから大いなる世界をのぞく。
自転車で間に合う地方都市。
軍備の手ぬきが出来る島国日本、

粉石ケンの匂いがなつかしい世代と、この匂いがいやだという世代と。
評論家は洗濯機のようなものだ。かき廻わすだけで、垢を落とすのは石ケン。
微力さを感じる度合が成熟度。

相対の中から絶対をぬき出そうとするのが人間。
活力を何によって得るかで、人間性が決まる。
千暖荘散人 未到三昧。

唄う喜びを知りはじめた日本人。
断食をしなければ喰べることは分らない。
口の好みが大体、人格を決する。

感動がなければ生きていることにならないし、生きていなければ学ぶこともない。
凡者は積重ねの道、習いながら、感心しながら。
推進力が直線なら、形成力は円。

平和を支えるものは努力と知恵。
日本人は忙がしやり屋でなく、努力好きなのだ?。
美しいことばを心掛けないで、どうして美しい人になれるだろうか。