やる気と人間性 ある経営コンサルタントとの対話 #9(孔子は?)

  孔子は?           
 孔子さんもそうです、孔子さんも一回は雇われた。大臣になった。そして短い期間だったが立派な大臣として仕事した。しかし今度は王様と意見が合わなくなり辞める。それから弟子を連れて就職運動に行くわけです。その間にいろいろ弟子の養成、お話しをした、それを孔子さんが話したことは大臣になって、政治家になって、いい政治をする、天下太平に、世の中が平和になるようにと、武力による政治ではなくて、徳の力によっていい政治をするそういう政治家になろうと心掛ける。

政治家になるための白分も勉強し、政治家にも一応なった。そのあと今度は就職運動するがどこも採用されない。ずっと採用されない。採用されなというのは、皆その当時の王様というのは、武力で覇権主義だった。成り上がりの武力で王様になった。だからそこに売り込みに行っても、話はよく分かる、そうだそうだ、だけど一応間に合っている、小遣い銭やってそれでおしまい。雇わない。やっぱり武力でなければと思っているから。自分がそういう体質持っているから雇わない。結局孔子さん雇われない。あとは弟子の養成で一生終わるわけです。だから極端に言うと管理者として失敗なわけです。自分自身雇われなかったから。その本読んで本当に参考になるか。ところがそういう裏までは、論語だけ読むと管理者に使えるような、人間操作というかそういうような点でいろんな話があります。しかし孔子さん自身人間の行動を見たら、結局採用されなかった人ということになります。

 宮本武蔵もそうです。採用されなかった。時代に合わなければならない。採用されるということは時代に合うということ。自分がいくら優れた才能持っていても、時代というか、社会というか。相手の会社とかが必要としなければ採用されない。自分でベンチャービジネスやらなきゃしょうがない。独自でいかないかん。宮本武蔵がそいじや、採用されることがないから、自分で弟子を取り、自分が道場開いて弟子を養成すればベンチャービジネスになるわけです。独立企業になる。外にやってないでしょう。では何していたか、雇われもしない、独立事業もやらない、それをまねするか、あなたがたそれを真似しますか。飯食えないということだから。だから家族持てなかった。家族持ってないからいいですよ。家族持っていたらそんなこと出来ない。今では通用しないということ。一対一で戦うという兵法はそれは素晴らしい。だけど、今一対一で戦う時代ではない。企業というものは。一対一でやれる仕事が何かありますか。


https://philosophy.blogmura.com/buddhism/にほんブログ村 仏教

http://d.hatena.ne.jp/nazobijyo/ ←悟れる美女の白血病闘病記