経集 157

157 七岳夜叉曰く、「与へられざるを取ることなし、また諸生物に対して自制あり、また放逸より遠ざかり居れり、佛は禅定を遺つることなし」南伝大蔵経 第二十四巻 小部経典二 一 蛇品 九 雪山夜叉経 五十六頁)
「その人は与へられぬものを取られないとサータ山に住む者が答へた。そして生き物にはいつも気を付けて居られる。又微妙なものゝ動きを見逃さず、目覚めた人として、いつも深くものを考へて居られる」(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)