計に始まる
『計に始まる』
一年の計は元旦に在り
何かの計を持てる事は
大きな喜びに違いない
一生の計は毎朝に在り
何か期する所があれば
その朝は充実で始まる
一年一生と言っても結局は
一朝一朝の積み重ねである
そうした朝への工夫が大事
[計に始まる] 朝からの挨拶を大事にするのは日本人だけと限らないであろう。いくら夜型になってきたとは言え大半の人にとって朝からもの事が始まる事は変わらない。その朝の大切さが年齢と共に増してくるのは何故か。
『計画・期待が自分のエネルギ−源だ』
何らかの計、何か期する所があればその朝の気分は何とはなしに充実を感じるものである。仮に過去の思い出にだけ生きている人は爽快な朝を味わう事が出来るだろうか。朝を大切に出来る人は青春を保っているとも言えよう。 田辺聖恵