暮らしを作る
『暮らしを作る』
絵のある暮らし というわけで
世界一流の絵が版画複製されて
庶民が買える展示会が開かれる
書が書ける暮らし というわけで
書道会や塾は各地に盛んになり
書道用品の展示会も開かれる
一方に趣味 一方に生涯学習
それぞれ形を伴うものではあるが
心の豊かさを現す暮らしの時代
[暮らしを作る]−一方では企業そのものがつぶれるというのに、庶民の生活は高級志向となる。さらに自分の趣味を生かして暮らしを作る時代になってきた。それが感性の時代という事であろうか。自己表現の時代とも言えよう。
『仕事人生は、今や終わりつつある』
食う為に働くという時代から、働くのが好きだという時代へ、そして今や暮らしを作る時代になってきた。という事はどういう暮らし方、生き方をするか、自分で判断選択をせねばならないという事である。豊かさの難しさである。 田辺聖恵