誰でもの願い

  『誰でもの願い』        
心の豊かさを 誰でも願う
いろいろなもの事に関心を持ち
自分だけに閉じこもらない生き方
 心の安らぎを 誰でも願う
 何かに支えられている確信を持ち
 喜びや感謝を口に出せる生き方
心のハリを 誰でも願う
小さくても自分なりの才能を持ち
回りに役立ってゆく様な生き方
              
 [ 誰でもの願い ]−物の豊かさから心の豊かさへと言う時代になった。だがこれが急々にそうなってきたので、一体何が心の豊かさなのか良く分からない。せいぜい海外旅行を思いつく位で、苦しんでいる人の事など考えもしない。
    『心の豊かさは学び取るものである』
 心の豊かさの根底には、生活的な安定が必要であるが、それは経済だけではなく、宗教的な生かされの感覚が必要である。また安定は停滞になり易いので心のハリがなければならない。それは何かに役立つ事によって得られてくる。 田辺聖恵