人生手本

    『人生手本』         
お手本を頂いて手習いする
一点一画の書き方から真似る
自分なりのクセをまず取り除く
 生き方にもお手本があるはずだ
 仕事の仕方にもマニュアルがある
 自分流がそのままでは通用しない
まずは生き方の手本をみつけよう
それは師を持つ事かも知れない
そこから自分の道も出来てくる
             
[ 人生手本 ] 個性を生かせなどと言われても何が個性かも分からない。物を作る事などには個性も現せるだろうが、生き方そのものとなると、そうそう反社会的にもなれるものではない。さて基本の生き方を習っているだろうか。 
     『生き方の学習には基本を選定せよ』
 人間が社会的存在である以上、関わりに徹して生きる外はない。深く慈しみ、悲しみを分け合い、喜びを与え、施捨しての平等心、この仏教における慈・悲・喜・捨−四つの無量の心も生き方手本の一つの代表と言ってよかろう。 田辺聖恵