第四講 その九
すべてものごと 変りゆきというのは、すべてが相互関係にあると、相互関係にあるからその変化せざるを得ない、影響を受けて、影響受けるんですね。自分だけなら影響受けないということあるけれど、回りのものによって影響受けるから、必ず変っていくというわけです。従ってすべては変っていくという前提を認めるならば、自分の中にある魂のようなものも変っていくはずであるというわけです。すべてものごと、一切のものは変わっていくという前提を通して自分の魂というものも変っていくという結論を出すわけです。一種の三段論法なんですね。だからお釈迦様の仏教は非常に分りいいわけです。