釈尊の聖句 304

304 遠方にあるとも善人は、輝くことヒマラヤ山の如く、近隣にあるとも不善者は、見えざること夜陰に放たれし箭の如し。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二一 雑品 六四頁)
 山のごとく
遠くにあるとも、善人は顕われること、ヒマラヤ山のごとし。こゝにあるとも、悪人は見えざること、暗やみにはなれたる矢のごとし。(田辺聖恵訳)
◎善き人は輝くもの。その人の思想と行動は、それなりに波紋を作る。善き人は、自らの背景に偉大さを立てているからである。自己一身の力ではないことを知っている.そして巨大さを増してゆく.悪人は自らを卑小に卑小にとし自分自身を見失ってゆく。自らの矢に当って倒れてゆく。まず日向に自分を引き出さねばならぬ。田辺聖恵

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