釈尊の聖句 275

275 汝等この道を行かば、苦を終熄せしむべし。欲箭を除去することを悟りて、我実にこの道を説けり。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 二〇 道品 六〇頁)
 説かれた道     
おんみらこの道を行けば、苦を終らしむべし。そはわが毒の矢をぬきたるを知りて、わがおんみらに説きし道なり。(田辺聖恵訳)
◎おんみら−と呼びかけられているのである。他をふりかえることは許されない。決して安易な道ではないが、この道は確に苦がなくなる道である。人類はこの一点を目指して生きついで来たのである。毒の矢とは、煩悩のこと、この矢がぬける確実な道が、説かれているのだ。聞かねばならない。先入観を捨てゝ。田辺聖恵

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