釈尊の聖句 259

259 多言の故を以て賢者たるにあらず。平静にして怨憎なく、畏怖なき者は、賢者と称される。(南伝大蔵経 第23巻 小部経典一 法句経 一九 法住品 五七頁)
 多弁の妄
多くを語る声ゆえに、法を保つ者にあらず。聞くこと少くとも、身をもって法を知り、法をふみはずさざる者こそ、法を保つ者なり。(田辺聖恵訳)  
◎多弁の民主主義。不自然なまでに自己を主張するからか。己の真実を知る者は左右に気をとられる必要がない。その真実が通用せぬ世の中であればそれは百鬼夜行の地獄道。法を身につけようとするならば、少く聞くことが肝要。しぼって、集中して聞くこと。その土台に信が無ければそれもかなわぬが。法は身につけ実現実践する以外なし。田辺聖恵

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