釈尊の聖句 53

53 堆積せる華より、多くの華鬘を造り得る如く、人と生まれては多くの善事を作すべし。
(南伝大蔵経第23巻小部経典一 法句経 四 華品 25頁)
「善と幸福」
集められたる花より、多くの花飾りがつくられるがごとく、人人によりて、多くのよき事がなさるべし。(田辺聖恵訳)
◎幸福を求めない人はいない。しかし幸せが善によってしか得られないことを知る人は少い。そして偽善者と云われることを恐れて善を行わず、やがて善を軽視する人が多くなるのはどういうわけであろうか。釈尊はまず、善因善果悪囚悪果(業報論)と明確に説かれた。この素直な理と事実が分らないなら、とても真理などは分らないとされた。何が善であるか、それは伺が真正であるかよりも、まず明確にされねばならない。これこそ幸福論のそして教育の第一歩なのだ。  田辺聖恵

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