自己開放

   『自己開放』        
自己を開放するということは
出入自在と言う事であろうか
しかも自己は自己としてある
 一つの細胞が膜をもって自分であり
 エサを取り入れ排泄して自分である
 自己と環境の適応開放と言うべきか
自己を表現して生きる自己開放
外界を受容して生きる自己開放
これこそ生命存在の原理なのだ
               
 [自己開放]−とかく欲望を肥大させ易い点を自分とし、生命本質上の在るべき点を自己とする。自分のパイを多くしようとする自分と、こんな自分でいいのかと反省する自己、この矛盾を自己統合しようとするのが人間本質である。

 『人が閉鎖的になるのは人為社会に依存するからだ』
 外界からの摂取受容がなければ、自己のエネルギ−再生産は有り得ない。限界枠を設定して自己形成をするが、それは環境への開放適応を条件としている。この生命原理にのっとって初めて人は自己熟成が可能になると言えよう。