小さな感動

   『小さな感動』          
小さな感動を拾ってゆく
人が豊かになるにはそれで充分
それならどこにでも在るからだ
 小さな感動は食事に似ている
 毎日々々 欠かせないものだし
 あれこれとバランスも必要だ
小さな感動には資格もいらない
風船がすうっと上がってゆく様に
心のわだかまりを空にすればいい
           
[小さな感動]−小さな子供に対していると、小さな感動を次々と受け取る事が出来る。所が大人に対してだとそうはいかなくなる。利害や競争などの意識が働くからかも知れない。こうして大人社会では感動が消えてしまう。

  『軽快な期待は小さな感動を呼び寄せる』
 草花や自然に対して美しさや優しさを感じるのは、こちらに特別の期待心がないからであろう。期待を持てばそこに一つの緊張関係が生じ重苦しいものになる。小さな感動に敏感になる様にせいぜい心がけてゆきたいものである。