真理真髄

    『真理真髄』        
無明によりて行生じ
ないし老死の苦悩あり
苦悩の原因は無知にあり
 一切は相関縁起の存在であって
 どの様にも変化する存在である
 この筋道を知れば無知ではない
筋道真理を体得行動する事で
苦悩なき価値実現の人となる
これが釈尊の生き方学真髄だ
               
[真理真髄] 多くの宗教が神仏の救済力を主とするのに対し、釈尊は人間自然一切を含めての真理を明確にし、この真理中心の生き方こそ価値ある生き方とされる。これは理性の納得了解と心情の充足安定、価値実現の生き方だ。

    『真理が明確でなければ真の充足はない』
 一切は相関縁起する存在であるという真理法はどの時代どの場所にも通用する。平たく表現すれば一切は互恵関係にあるので、それを自覚して互恵実現をはかれば、その人の苦悩は解決し、真の自己実現に生きる事になるのだ。