神道原理

    『神道原理』        
成り成りての生成真理は
日本神道の原理であるが
仏教の縁起真理と共通する
 生成真理は物欲繁栄ではなく
 生存価値への自覚をもたらし
 清明和御魂の達成を目的とする
神ながらのいや栄の道とは
付随し易い私欲をみそぎして
生成真理を共に顕現する事だ
               
[神道原理] どの様な宗教も民族性から発生するが、次第に洗練されて普遍真理を目指す様になる。普遍真理とは自然と人間を存在せしめている筋道である。神道の目指す神ながらの道とは私欲を浄化した生成真理の実現である。

  『和御魂(にぎみたま)は普遍真理の顕現である』
 民族信仰は生存と繁栄に止まり易いが、高度な宗教は私欲への反省を伴い普遍真理の具現を理想とする。神道におけるみそぎは私心浄化の修法に止まらず、理想体現境として評価されるべきであろう。清明和御魂の顕現である。