原始仏教講座 #8(互恵真理)

   『互恵真理』        
人間と自然の筋道は関係性互恵である
人間の苦悩はこの真理に暗い事である
人間の生き方は互恵真理の実現である
 二千五百年前に釈尊はこの道を歩まれた
 二千五百年もの間この道は不明であった
 二千五百年後の今日誰がこの道を歩むか
今こそ単独存在ではない自覚が必要である 
今こそ互恵真理は世界において必要である
今こそ真理を真実にする実行が必要である

           
 [互恵真理]-人間自然一切は関係性を持つ。そこから相互影響を持ち変化して止まない。人間はこの関係性の理解実行によって、自己の存在価値を全うし、社会的に互恵してゆく。人類はたどたどしいがその方向を歩んでいる。   

『互恵真理こそ釈尊仏教の中核である』
 現代人の苦悩は個我主義によるものである。筋道真理に反するから苦悩となるのは当然である。釈尊は互恵真理の全現によって自ら苦悩を解決し、人類の歩む道を明らかにした。今日ようやく日本にもこれが伝えられてきた。