経集 51

51 こは我が疾なり、癰なり、禍なり、病なり、箭なり、また怖畏なり。五種欲にこの過患あることを見て、犀角の如く応に独り遊行すべし。南伝大蔵経 第二十四巻小部経典二 一 蛇 品 二 犀角経 十八頁)
「これは私にとって禍ひであり腫物であり難儀であり病であり矢であり怖れである」と、欲望の向ふ処にこの怖れを見て、犀の角のようにたゞ一人歩いてゆかう。(毎田周一訳 釈尊にまのあたり 一周会刊)