中岡慎太郎はどんな歩き方をしていたのだろうか?

投稿するネタ切れ状態でふと思ったのが、中岡慎太郎は健脚と言われている、では当時の人はどんな歩き方をしていたのだろうかと気になりだした。中岡慎太郎を身近に感じる一つの方法は同じ歩き方をしてみる事ではなかろうか。別に中岡慎太郎でなくてもいいのだが・・・
伊能忠敬松尾芭蕉、吉田松蔭この人達もよく歩いている。
まず第一はわらじ履きであったろう。第二に現代人と違って手を振っていなかった様である。一日に平気で4~50キロ歩いている。中岡慎太郎は幼少期一時間半ほど掛けて塾通いをしていた。これが後年の健脚の基なのであろう。
今、中岡慎太郎と同じように歩こうと思えば、手は振らない、踵から着地しない、こんな歩き方になるのではないのだろうと推測できる。わらじで歩けば何も問題ないのではあるが、いささか入手難と人目を気にしてしまい実行できずにいる。
そこで今履いているサンダルを少し工夫してわらじに近いものに先ほど改造してみた。満足できる出来具合である。外歩きが楽しくてしかたがないといった今日この頃です。
可能な限り文献に当っているが、明治時代以前の日本人は手を振っていなかったということだけは間違いなさそうである。つま先歩きなのかどうかは確たるものがない。わらじの減り様を考えると足裏を平行に降ろすのが理にかなっているように思える。
一つこれもはっきりしたのが、現代の日本人の歩き方はせいぜいこの百二三十年のものだという事。その名残が膝を少し曲げた歩き方に残っていると見る人がある。
手を振らず、踵から着地しない、こんな歩き方を始めてみて感じることは、ボケ防止に役立ちそうということ、わが身で実験中といったところです。
攘夷思想の一貫で日本人の本来の歩き方を取り戻そうなどと、大きなことは言いません。なんでもかんでも西洋化されたその中に歩き方というのもあったのだと気付かされたのも、中岡慎太郎への関わりからの恩恵かもしれません。