『この期に及んで何を言うかと思えば・・・、原発を地下に造るって?』 清水国明

清水国明『この期に及んで何を言うかと思えば・・・、原発を地下に造るって?』

2011-06-06 01:43:50

地球はひびが入ったゆで卵

みたいなもので、

日本もニュージランドも

同じひび割れの上にある。

のだそうです。

英語の理解力に不安があるのですが、

たぶんそんなことをガイドさんは

言っていたのだと・・・。

Power from the earth

地球からのチカラ

それを活かして電気を作ってるのが

地熱発電

Dry steam

と言ってました。

乾いた蒸気?

熱風みたいなもんですかね。

それでタービンを回して

電気を作るのだと。

基本、

火力、原子力も同じ原理で、

違うのは、その熱風を、

地球にもともとあるものを使うのか、

化石燃料原子力

作り出すのか、

という点ですね。

地熱発電

地下のお湯を使うのではなく、

地下にお湯と一緒にある

熱風を使う。

温泉を掘り当てて

お湯が噴き出ても、

お湯と熱風を分離して、

熱風だけを使っているのだそうです。

ニュージーランドでは

そのお湯を、

プールや

ホテルのスパ、冷暖房、

エビの養殖などに活用しています。

温泉に含まれる

ミネラルやその他の含有物は、

発電に利用しても

まったく変わりません。

そのまま温泉として使えます。


今回のニュージーランドの視察旅行の

目的の一つは、

日本における地熱発電

可能性やリスクを知ること。

設備にお金がかかる、

温泉が使えなくなる、

危ない、

などといった

日本には適さない、と決めつけている

それこそ風評のような

ネガティブな意見を検証したかったのですが、

いろいろなデータを持ち帰りますが、

この段階での結論は、

日本に適さないのはむしろ

原発や火力であり、

リスク、コスト、

再利用、副産物などの点で、

完全に地熱発電の方が

すぐれている、ということ。

この期に及んで

日本では、

地下に原発を造ろう

と提案する議員連盟ができたという

ニュースに、

私はなんだか

ガクッと腰が砕けるような

むなしさを感じたのですが、

皆さんはどうでしたかね。

それ以外の発電方法を

検証も研究もさせないための

ネガティブキャンペーン

操作されることなく、

本当に地球の未来、

子どもたちの未来にとって

安全で、効率的で

継続して貢献できるエネルギー

の開発に、

いまこそ、

真剣に向き合わなければ

ならない時だと思います。

なんだかもう、

あの人たちに

私たちの未来を

任せてられないなぁ、

と、

あれこれ知るほどに、

思ってしまうのですよ。

しみずくにあきの多毛作倶楽部
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