せい一杯

  『せい一杯』        
せい一杯 自分を活かす
これ程の喜びはない
これこそが今を生きる事だ
 やらねばならない事がある
 これ程の充実はない
 これこそが生かされなのだ
新しい道が開ける
これ程の力付けはない
これこそが真の報われなのだ
              
「せい一杯」 誰にでも時にためらい時に張り切るという振幅はあるものだが、心を立て直し立て直ししてゆくのが人生であろう。そして「せい一杯やっている」という思いが次第に多くなるにつれて、生きるという実感になる。
   『人生の中心点に自分を見いだすのが生き方だ』
 仕事そのものに最大関心だったものが、その事の中心点に自分の人生があると気付かされてくる。自分の生き方の大部分に仕事があるとなると、仕事の意味がまるで違ってくる。こうして自分を活かす事が最大関心となるものだ。             田辺聖恵