真理の生き方学

  『真理の生き方学』     
真理法則を中心にして生きる
これ程確かな生き方学はない
これこそが生きる根拠となる
 縁起の真理を中心にして
 釈尊は互恵に徹しられた
 人々の導きに徹しられた
真理体得をめざす弟子衆は
釈尊に学び師と共に生きて
生き方学の継承をはたした
              
[真理の生き方学] 一切は相関縁起であり、影響を受けて変化する存在であるという理法は正に真理である。この真理を中心にして生きれば自己を真実化する。釈尊はこの一連の生き方学を実行しかつ導きに徹して生きられた。
   『神秘を含まない釈尊仏教は生き方学である』
 今日ほど生き方の原理を求められる時はない。政治主体の時代が終わって各人がその責任において生き方を選択決定せねばならないからだ。今日の自由とは生き方の責任選択とワンセットのものである。生き方学の必要な理由だ。 田辺聖恵