先人の様に   

    『先人の様に』     
人は種々苦しみを持つ存在だが
解決しようとする存在でもある
そんな努力が自己を熟成させる
 人は時に理想を持つ存在だが
 それをつかむのは容易でない
 それには感動が必要だからだ
仕事をし生活し熟成をはかる
有意義と充実と喜びを生きる
先人はその様に生きたものだ
 
[先人の様に] 苦悩や問題意識を持たない者に人間的熟成はない。また先人に学び感動する事がなければ人間的熟成はない。学ぶ意欲も目的達成意欲も総て感動である。学びかつ吸収すべきはこの優れた感動なのかも知れない。
   『感動なくして人間熟成も生き方も無い』
 今日の様に変化が激しいと、過去に学んでも間に合わない様に思い易い。だが優れた先人はそれぞれの時代変化に対応して自己熟成している。単に平穏を求める心に本物の感動は無い事を知るからだ。今はその感動を問われる。          田辺聖恵