確信を主に

 『確信を主に』       
前に行こうと思えば
体が自然に前へ行く
心が体の主だからだ
 もの事の成り行きでも
 自分に関わる事ならば
 自分の確信が主になる
人間らしく生きるためには
確信による行動をする事だ
自己の存在価値を現す事だ
              
[確信を主に] 何か不調が重なるとどうにもならないと落ち込み易いのが日本人の特徴である。温帯の暮らし易い所で長い間生きてきた為に粘り強さを持たない。従って確信を持って生きるという自己訓練がまるでなされていない。
  『自己主体性とは英知と確信による価値実現である』
 今日のように変化が激しくなると自己の主体性が大いに必要になる。激流に呑み込まれてしまうからだ。自己主体性とは自我欲の事ではない。それは自己の存在価値を実現する為の英知と確信をもって達成的に生きる事である。         田辺聖恵