相対・絶対

   『相対・絶対』       
物ももの事も総て相対的である
幸福であろうと不幸であろうと
こうでなければという事はない
 総てが相対的であるという事は
 絶対的な一つの真理理法である
 こうした把握は是非とも必要だ
絶対な理法に照らし合わせて
相対な現実を見事に生きれば
生き方の極がそこに実現する
              
[相対・絶対] 幸福・不幸に一喜一憂するのは相対的な生き方だが、それらの生き方を客観的にとらえて振り回されない生き方をする事は可能である。真理理法は絶対であり、その事への認識と信頼と実行が真の幸福をもたらす。
   『幸不幸を客観的に見るのは生き方学の始まり』
 幸不幸に左右されないいわば絶対的な生き方をした先人から、どの様に学習するかが自分の生き方を決定する。そこから自分独自の生き方も展開されてくる。先ずは相対と絶対とを意識する事から生き方学が始まると言えよう。 田辺聖恵