喜び人生

   『喜び人生』          
喜びを一つずつ一つずつ重ねる
それらがどんなに小さくても良い
ダイヤモンドは小さくても輝く
 苦しみを一つずつ一つずつ無くす
 考えて早めに対処して割り切ってゆく
 苦しみをほっておけば心にひびが入る
積小為大と尊徳翁は体験から教えた
小さな積み重ねが大きくならなくても
喜び人生の連続になれば素晴らしい
 
 [喜び人生]−手放しで喜べる様な事がそうそう有る訳はないが、虫眼鏡で見るほどの喜びが無いはずはない。それはちょっとした心の態度の問題だ。道を行くのにチラッとでも青空を見てヒョイと喜びを感じる事も出来るはずだ。 
 『結局人生は喜びの大小よりも連続性にある』
 苦楽の落差が大きいと凡なる人間はマイッてしまう。カニは自分の甲羅に合わせて穴を掘るそうだが、凡なる人間は小さな喜びを小まめに見付け、その喜びを数珠つなぎにするのが良い。ちょうど、れんげ草で花輪を作るように。 田辺聖恵