奇妙な事実

    『奇妙な事実』          
幸せを求めれば求めるほど遠くなる
奇妙な事だがこれは確かな事実だ
それは自分本位が強くなるからだろう
 何か人のお役に立つ事を考える
 そうした事にだんだん喜びを増してくる
 そうなると次第に充実を感じる様になる
人の幸せを求めれば求めるほど
自分は幸せ以上のものが得られてくる
奇妙な事だがこれも確かな事実だ
       
 [奇妙な事実]−無念無想、無執着になれなどと言われてもなかなか出来るものではない。小さな子供でもお菓子をやりなさいというとハイとやる。そこに喜びを感じるからだ。大人になってこの喜びをもうスッカリ忘れている。
   『無執着になるより人に役立つ方が易しい』
 自分の幸せだけを追い求めるのは欲望だが、他の人々の幸せに役立つ、奉仕する事は自分の価値の問題になる。ここには生き方の質の転換がある。物や心を施す事の喜びや価値を忘れはてた日本人は真の幸福にほど遠い存在だ。