現代人の憂鬱

  『現代人の憂鬱』
食うためには働かねばならない
そんな思いで毎日忙しくしていると
心の張りを失い疲れがたまり易くなる
 何かやりたいものを持たねばならない
 そうした時間を忙しいほど必要とする
 さもないと酒タバコで憂さ晴らしをする
死後を考えなくなった現代人は
恐れも慎みもさらには自尊心をも失い
殊更に生きる意味を求めねばならなくなる

[現代人の憂鬱]−人間には前世があり死後来世があると信ずる事は不可能に近いのが現代人であろう。こうなると一生の間だけで自己価値を判断せねばならず、多くの人が自尊心を持ち得なくなる。不安定社会に生きているからだ。 
  『自尊心がなければ慢性疲労となる』
 日本社会は仕事で人間評価する様になっているから、食う為だけの仕事となると自尊心が傷付けられる。人間を人間として評価する社会を構築しないと、次第に自嘲社会を作って行く。悲しい事に社会が荒んで暮らしにくくなる。