原始仏教講座 第四講 その七

第四講 その七

今でもテレビで時々出ますが砂漠なんですね。ガンジス川の付近はちょこちょこっと木があるようだが、他の所は木があってもぽつんぽつんと立っている、草は生えていないんです。イスラエルもテレビで見るとまさに石ころばっかりです。木があっても、人間の倍位の木がちょろちょろっと、しかも間があいてぽつんぽつんとあるんです。林の所もイスラエルにも、海岸の方にあるけれど、ほとんどが石ころばっかり、半分砂漠地帯ですね。だから生き難かった、生き難い所ではどしたら生きるか、自分の力では生き難いから偉大なる力、不思議な力、神様の力を願わざるを得なくなる。それは当然のことですね。
日本のように温帯地帯だと神様いらないんです。雨が降ってくれればいい。神様に雨が降るようにとお祈りするでしょう。昔の農業で時々日照りが続いて、どうこうならない。日照りでなければ神様お祈りしなくていい。日照りの時は神様にお願いでなく、神様に雨が降るようにお祈りするわけです。そのくらいで、あとは盆踊りで楽しく、楽しくではなかったかもしれないけれど、それで生きられた。

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