原始仏教講座 第四講 その五

第四講 その五

すべてものごとかわりゆきというのは、一切のものは変化して行くんであると、変化するということは、固定したものはないということです。固定したものが無いというのは、魂という固定した、自我というものがないということです。我が本体はあらずしてということです。本体というのは実は魂のことです。皆さんは魂はあると思いますかないと思いますか、あるいは魂とはどういうものと思いますか。心と魂は違うと思いますかゝと思いますか。常識でも科学的に言っても魂というものははっきりしない。ところが魂はあると思い込んでいたんですね。2500年前は。ほとんどの人がバラモン教で神さまの信仰ですから、神様の魂から分離してきたのが一人一人の人間の魂である、それをアートマンというわけです。

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