原始仏教講座 第三講 その十六

第三講 その十六

人間はそんなに努力するようになっていない。動物見れば分る。努力していない。すずめでも大半は木の枝でチュンチュンチュンチュン遊んでいる。ご飯撒いておくと時々降りてきて食べる。一気に食べない、少しづつ二三日かけて減っていく。あまりどんどん食べない。すずめが努力するならどんどんどんどん食べてすぐ減る。ところが少しづつは減るけれど無くならない。努力しない、必用な分だけ食べる。何故努力しないか、鳥は飛ぶためにはあまり太れないという訳です。太らない程度に食べる。加減して食べている。必用なだけ食べている、努力というと必用以上やるのが努力。日本的努力というのは必要以上です。何億円と儲けようとする。遂には犯罪すれすれまでに行く。努力の結果犯罪すれすれになるということで、ご苦労様といいたいところです。

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